タイムマシンの是非を語るのに、物理は必ずしも必要ありません。論理学だけで閉じる話です。
タイムマシンに乗って過去に行く。過去の自分を殺す。すると当然、「今」の自分も存在しなくなる。過去の自分を殺すはずの自分が、その時はもうすでに「存在しなかった」ことになってしまった
・・・あれ? 自分はいったい誰に殺されたんだろう??
このように、タイムマシンを利用したために生じる問題のことを「タイムパラドクス」と呼ぶ。タイムマシンに乗っていろんなことをすると「矛盾」してしまうわけです。
さて、この矛盾を解決するために様々なことが提唱されています。ある人は「別の世界が生まれる」と主張し、またある人は「矛盾する結果を生むようなことを絶対にできない」と言います。
・・・矛盾を解決する必要はありません。
タイムマシンを仮定した結果、矛盾した。従ってタイムマシンは存在しない。
これで終わりです。