動画プレーヤーにはTotem以外にも優れたものがあり、
DVDの視聴に関しては「xine」というプレーヤーが良い。
まずはaptでパッケージ検索をしてみます。
なにやら色々出てきた。
パッケージ名は「xine-ui」になります。
ライブラリなどに関しても自動的に入るようになったようです。
なお最近のxineにはフォント関係に不具合があります。
試しに起動してみますと…
文字化けってレベルじゃない、メニューの文字が全部空白です。
これでは使い物にならないので、なんとかしましょう。
手っ取り早い方法は英語表示にしてしまうことです。
コマンドラインから起動する場合は
アプリケーションメニューから起動する場合はメニューエディタで小細工します。
システム → 設定 → メインメニュー
でメニューエディタを起動。
サウンドとビデオのところに「xine」があるので
右クリック→プロパティ
「コマンド」の部分を 「env LANG=C xine」 と書き換えます。
文字化けが起こるのは、xineは実行ファイルレベルで「Helvetica」という
日本語を含まないフォントを指定していることが原因のようです。
従って、基本的には日本語での表示は不可能…と言いたい所ですが、
フォーラムで質問したところエレガントに表示する方法がわかりました。
この設定ファイル* をホームの下にある隠しディレクトリ ~/.xine/ の中に入れます。
ファイルマネージャで開く場合、「Ctrl+H」を押すと隠しファイルとディレクトリが表示されます。
コマンドラインなら
環境変数 FONTCONFIG_PATH に先程の設定ファイルのパスを指定してxineを起動します。
ちなみに環境変数に関しては大文字と小文字で別の文字として判断されますので
「FONTCONFIG_PATH」と大文字で書きましょう。
左上のメニューから起動する場合は、英語表示の時と同じく
システム → 設定 → メインメニュー
でメニューエディタを起動し、「サウンドとビデオ」の「xine」を選択し、プロパティ
「コマンド」の部分を「env FONTCONFIG_PATH=/home/(ユーザー名)/.xine/ xine」とします。
(ユーザー名)の部分は自分のユーザー名に変えてください。
無事、日本語表示ができました。
日本語の言語ファイルが用意されている以上、日本語表示にする方が「正しい」気がします。
*この設定ファイルはUbuntu日本語フォーラムにおける「einundzwanzighundertsechs」氏提供のものです。
フォーラムのルールに則り、著作権はクリエイティブ・コモンズに従います。