UbuntuでLinuxライフ

用語集

LinuxやUbuntuなどでよく使われる単語を解説します。

Linux
リーナス・トーバルズ達が開発するunixライクなシステム。
狭義ではシステムのコアの部分(カーネル)を指す。
GNU
unixライクなシステムの開発を行うプロジェクト。
LinuxシステムはGNUのソフトウェアに依存する部分が多いため、
「GNU/Linux」と呼ぶべきであると主張している。
Ubuntu
「Debian GNU/Linux」をベースとするLinuxディストリビューション。
「初心者出てけ」が基本のLinuxコミュニティにおいて、異端なほど初心者に優しい。
バグ#1(後述)に対する修正パッチとして誕生したらしい。
バグ#1
英語ですが、元はこちら
Windowsのシェアが大きすぎて、他に選択肢がないことが「バグ」だという主張です。
バグの再現方法は「お近くのPCショップへ行きましょう」。
本バグはcloseされたようです。
フリー(free)
「再配布する自由」や「変更、改造する自由」
さらには「有料で売って金儲けする自由」などを含みます。
よって無料とは限りません。
例のリチャード・ストールマンに言わせると
「日本語で言うなら『自由なソフトウェア』と言う方が近いかもしれない」
とのことです。
制限されたソフトウェア (restricted)
上記「フリー」の条件を満たしていません、という意味です。
「自由」が制限されているということですね。
ソフトウェアをインストールしようとする際、警告として表示されることがありますが、
別に有料とかいう意味ではないので気にする必要はありません。
プロプライエタリ
制限されたソフトウェアとほぼ同義です。
「制限された」は「完全にはフリーの条件を満たしていない」ぐらいのニュアンスに対し、
「プロプライエタリ」は「フリー」の対義語として使われることが多いように感じます。
GPL (GNU General Public License)
上記「フリー」の概念を実装し、維持するためのライセンス形態です。
要点を挙げると
  • プログラムを実行する自由を保証する
  • ソースの改変や再配布を認める
  • 改変されたソフトウェアは同じくGPLライセンスを適用すること
といったところでしょう。
オープンソース
ソースコードの入手や改変、再配布などが可能なもの。
「フリー」との違いはほとんどなく、イメージを一新するためのリブランドである。
GNU/Linux名称論争で触れたように「フリー」を前面に出すGNUの思想が受け入れられず、
企業の参入を促すためにイメージチェンジが必要だったという話。
「Linux」業界では「オープンソース」の方が好まれることが多い。
ハッキング(ハック)
素人視点で見るとプログラミングとの差がほとんどわからない。
しかしRMS曰く 「遊び心のある知性を楽しむ」ことが本質らしい。意味わからん
「プログラミング」との違いはハッカーにしか理解できないことなのでしょう。
1から作ることも当然ハッキングなのだが、「改良」のニュアンスで使われることも多い。
ハッカー
ハッキングを生活の一部(または全て)とする人種のこと。
上位に「ウィザード(魔術師)」「グル(導師)」が君臨する。
スーパーハカーとか言うのはやめましょう。
タコ
Linux黎明期における「Linux初心者」をそう呼んだ。
蔑称にしか聞こえないが、それほど悪い意味ではなかったらしい。
この「Linux初心者」というのは今の「Ubuntu初心者」とは根本的に異なり、
いずれLinuxハックをするようになるだろう「ハッカー初心者」だった。
CUI/CLI
Character User Interface / Command Line user Interface の略。
コンピューター上の操作をコマンド入力によって行うインターフェース。
黒い画面にひたすらよくわからない呪文を打ちまくるアレ。
unix系OSでは、このタイプが基本である。
GUI
Graphical User Interface の略。

グラフィカルに可視化したインターフェース。
マウス操作が基本であり、直感的に操作が理解できる。
GNOMEデスクトップやWindowsの操作は「GUI」である。
ちなみにWindowsの操作は全てGUIであり、CUIを完璧に隠蔽しているため
「GUI」「CUI」という言葉すら失われた。