UbuntuでLinuxライフ

MIDI再生

はじめに

mp3,wma,oggなどは音の波形データである以上、然るべきコーデックをいれれば再生可能である。
一方MIDIというのは単なる「楽譜」のようなものであり、「音」の情報を持っているわけではない。

どのように演奏するかは「音源」次第である。

極端な話、音源を入れ替えればピアノの音をギターにしてしまうことすら可能なのだ。
その辺が再生環境を整えることを非常に難しくしている。

timidityを使う

MIDIを再生する最もメジャーな方法が「timidity」というソフトを使う方法である。

timidityは音源や設定を変えることで音質をとことんこだわることも可能なのだが、
逆にその拡張性が災いして設定がカオスになっている場合も多く、初心者には導入が難しい

また現時点では使いやすいフロントエンド(GUIのプレーヤー)が存在せず、
ドラッグ&ドロップに対応してなかったりシークバーにバグがあったりと、
Ubuntu(というかGNOME)のような近代的なデスクトップ環境で使うには不満が残る。

つまり色々な意味で初心者泣かせである


timidityを使わない

timidityを使わない方法としては「Totem」や「Audacious」を使う方法がある。

「Totem」は優れたフロントエンドだが、音源が「freepats」決め打ちであり
変更方法がわからない(あるいはそもそも不可?)。

「Audacious」は音源変更は可能だが、サウンドフォントのみでパッチファイルは使えない。
すなわち「freepats」や「eawpats」が使えないことになる(個人的には致命的)。
さらに動作が重く、パソコン環境やサウンドフォントの容量によっては再生速度が
不安定になるなどといった欠点が判明している。


要約すると、今のところ「これだ!」という方法が存在していない。
色々試して一番いい方法を探してほしい。

MIDI再生

timidityを使わない